

- 制作技術部 音声グループarai
2024年入社/3年目
尊敬する先輩を追って。「ただ音を録る」だけではない、プロの基準
まずは、関西東通を知ったきっかけと、入社の決め手を教えてください。
きっかけは、大学の同じ学科(映画専攻)の1つ上の先輩であるAさんが、関西東通に入社されたことでした。
大学時代、映画制作の「録音部」として一緒に活動していた尊敬する先輩が選んだ会社ということで、「どんな会社なんだろう?」と興味を持ったのが始まりです。
調べていくうちに、関西東通が手がける番組の幅広さや、技術力の高さに惹かれました。もともと音声志望で、入社後の研修で全部署を回った際も、ポスプロやマスター、ニュースサブなど今でこそ、研修でしか行けないような部署にも行き、どこも魅力的でしたが、やはり自分が一番ワクワクし、やりがいを持って働けそうだと思ったのが音声グループでした。最終的な配属希望も、迷わず第一希望で「音声」と答えました。
現在はどのような仕事を担当しているのでしょうか?
現在は、『おはよう朝日です』や『探偵!ナイトスクープ』『相席食堂』といったバラエティ番組から、ニュース番組の『newsおかえり』、さらにはプロレスやゴルフなどの中継現場まで、多岐にわたる番組を担当しています。
スタジオでの具体的な業務としては、演者さんにピンマイクをつけて適切な音を拾えるように調整したり、演者さんが聞くためのスピーカーやイヤモニ(送り返し)の準備、中継先とスタジオの間で円滑にコミュニケーションを取るための回線チェックなどを行っています。
大学時代の「録音」と、プロの「音声」の違いを感じることはありますか?
大学での制作とはまた違う、「放送現場ならではのシビアさ」を日々実感しています。学生時代も音へのこだわりはありましたが、プロの現場では放送規格(ラウドネス等)の厳守や、どんな視聴環境でも一言一句を明瞭に届けるという「安定感」への精度が求められます。
特に驚いたのは、先輩方のトラブルを未然に防ぐ「備え」の技術です。単に録るだけでなく、ケーブルの這わせ方や養生テープの貼り方一つとっても、演者さんの安全と機材の確実な動作を両立させるための工夫が詰まっています。そのスピードと完璧な仕事ぶりは本当に尊敬します。一番身近な目標であるNさんに一歩でも近づけるよう、勉強の毎日です。

スポーツ現場の熱量。2万5000歩の先にある「やりがい」
スポーツ中継の現場にもよく行かれるそうですね。
はい、スタジオと中継は半々くらいですね。実は入社するまでスポーツにはあまり興味がなかったんです。 でも、現場でアスリートが優勝して喜んだり、負けて悔しがったりする姿を一番近くで見ているうちに、その感情の動きに深く動かされるようになりました。 特にゴルフ中継は過酷ですが、やりがいも大きいです。カメラはズームできますが、音声は音を拾うためにマイクを持って移動しなければなりません。グリーンの端からティーグラウンドまで何度も行ったり来たり歩き回るので、1日で2万5000歩も歩くことがあるんですよ。
これまでの仕事で、特に印象に残っているエピソードはありますか?
入社2年目のゴルフ中継での出来事です。通常、若手の音声は資料通りに動き、音を拾いますが、その時はスコアを伸ばしている注目選手がいたので、「この人のティーショットの音、絶対に必要だ!」と直感したんです。指示を待たずにティーグラウンドまで走りました。
電波が届くか不安な距離でしたが、無事に音を届けることができ、その選手が最終的に優勝したんです。ミックス(全体の音の調整)を担当していた先輩や制作スタッフの方からも「ARAIが自分から行ってくれたおかげで、いい音が録れた」と褒めていただけたときは、自分の判断が役に立ったことが本当に嬉しくて、大きな自信になりました。
もちろん失敗もあります。1年目のゴルフ現場では、カメラが誰をどういう画角で狙っているのかを把握できておらず、カメラの前に思い切り映り込んでしまったこともありました。そうした経験を経て、今は音声の知識だけでなく、番組全体がどう作られているかを意識して動けるようになってきたと感じています。

ギャップに驚いた「働きやすさ」とアットホームな「社風」
テレビ業界というと忙しいイメージがありますが、実際はどうですか?
入社前は正直、「休みが取れないブラックな世界かも」と覚悟していました。でも実際に入ってみると、意外としっかり休めます。大阪でのスタジオ業務の時は8時間勤務できっちり帰れることも多いですし、午後1時半に出社して夕方に終わるようなシフトもあり、「今日は朝ゆっくり寝坊できるな」なんて日もあります。
もちろん、プロレス中継などで朝7時から夜10時半までといった長丁場になる日もありますが、ずっと緊張しっぱなしというわけではありません。メリハリをつけて働ける環境だと思います。
社内の雰囲気はどうでしょうか。
とてもアットホームです!本部長のような役職の方とも、ふとした瞬間に「今日の服、可愛くないですか?」なんて世間話をしてしまうくらい、距離が近くて話しやすい雰囲気があります。
1年目は緊張して先輩とのコミュニケーションも探り探りでしたが、2年目になってからはお互いの人となりが分かり、自分から積極的に関わっていけるようになりました。出張の際も、先輩たちと美味しいご飯を食べに行ったり、駅や空港でご当地ステッカーを買って家の壁に貼るコレクションを楽しんだりと、充実した時間を過ごしています。
休日はどのように過ごされていますか?
自分のお金で好きなものを買うのが今の楽しみです。服を買いに行ったり、まつ毛パーマに行ったり、自分磨きにお金を使えるのが社会人の醍醐味ですね。
それから、入社してから母と旅行に行くようになりました。1年目は天橋立、2年目は厳島神社へ行きました。日本三景を制覇しようと話していて、来年は松島に行く計画を立てています。母がとても喜んで「ありがとう」と言ってくれるのが、仕事の活力になっています。

未来の仲間たちへ
今後の目標を教えてください。
まずは、先輩たちが作っている音と同じレベルの音を自分でも作れるようになること。そして将来的には「ARAIさんだからお願いしたい」と指名していただけるような、自分なりの「いい音」を見つけたいと思っています。いつかはオリンピックのような世界的な舞台にも挑戦してみたいですね。
最後に、関西東通に興味を持っている学生さんへメッセージをお願いします。
関西東通は、若手のうちから責任ある仕事を任せてもらえる環境です。人数が多すぎないからこそ、一人ひとりが担う役割が大きく、広い視野で経験を積むことができます。
企業研究をする際は、ぜひホームページやSNSだけでなく、実際に放送されている番組を「一人の視聴者」として見てみてください。その映像や音の裏側に、どれほど多くの部署の人が関わり、一つのチームとして作り上げているかを感じてほしいです。一緒に働く仲間として、皆さんとお会いできるのを楽しみに待っています!

