

- 制作技術部 映像グループmatsuyama
2023年入社/4年目
憧れのテレビ業界へ。技術職で見つけた「自分の道」
まずは、この業界と関西東通を目指したきっかけを教えてください。
私は中学・高校生の頃からとにかくテレビが大好きで、暇さえあればずっと画面にかじりつくように見ていました。その頃から漠然と「いつか自分もテレビの世界で働いてみたい」という強い憧れを持っていたんです。ただ、当時はテレビの仕事といえばディレクター職くらいしかイメージできていなくて、自分がカメラを構えることになるとは思ってもみませんでした。
その後、メディア系の学部に進んで学ぶうちに、制作側ではなく「技術」の側面から映像を作り上げる面白さに気づき、技術職を志すようになりました。就職活動中に大学の入社実績の中で関西東通の名前を見つけ、「ここなら自分のやりたいことが形にできるかもしれない」と直感して詳しく調べたのが、すべての始まりです。
入社前、カメラの経験はどの程度あったのでしょうか?
実を言うと、プロが扱うような本格的な機材は、入社するまでほとんど触ったことがありませんでした。大学の授業で少し触れた程度で、知識も技術もほぼゼロの状態です。それでも、入社前からカメラマンへの興味は非常に強く、「カメラをやりたい」という一心で入社を決めました。

未経験からのスタートに、不安はありませんでしたか?
入社後は希望通り映像グループに配属されましたが、最初の2〜3ヶ月間は技術の全部署を回る研修期間がありました。そこで先輩方に、基礎の基礎である「入門編」から丁寧に、きめ細やかに指導していただきました。この業界に詳しくない状態からでも、順番にステップアップしていける環境が整っていたので、焦らずに技術を自分のものにしていけたと感じています。
入社3年目で掴んだ「代表戦」の舞台。
仕事の種類の多さが魅力。
現在は入社3年目ですが、これまでにどのような現場を経験されましたか?
非常に種類豊富な現場に携わらせていただいています。特にゴルフ中継は多く、2025年だけでも、すでに10本以上の現場を経験しています。
その中でも、特に印象に残っている大きな仕事は何でしょうか?
昨年担当した、バレーボール・ネーションズリーグの日本代表戦の中継は、自分の中で大きな転機になりました。私にとって「代表戦」という大舞台を任されるのは初めての経験で、プレッシャーもありましたが、それ以上にワクワクする気持ちが強かったです。
この現場で私が任されたのは「天井カメラ」というポジションでした。コートの真上からプレイ全体をフォローするカメラで、チームのフォーメーションやボールの動きを分かりやすく捉えるのが主な役割です。基本的には常にボールを追い続けるのですが、バレーボールのスピード感の中で正確に捉え続けるのは非常に集中力が必要でした。
自分の撮った映像が地上波で流れるのは、どのような感覚ですか?
自分が撮った「画」がリアルタイムで地上波で放送され、さらにニュースやハイライト、リプレイなどで何度も繰り返し使われているのを見た時は、言葉にできないほどの興奮と喜びを感じました。視聴者の方からすれば、それが誰の撮った映像かは分からないかもしれませんが、自分の中では「これは自分が責任を持って撮った画だ」という自負があります。3年目でこうした責任あるポジションを任せてもらえたことは、大きな自信に繋がりました。

ゴルフやバレーボール以外にも、意外な現場があると伺いました。
はい。この会社に入って初めて経験して衝撃を受けたのが、競技かるたの日本一決定戦の中継です。それまで本格的なかるたの試合を間近で見たことがなかったのですが、あの瞬間的なスピードは凄まじかったです。
カメラで追うのは大変そうですね。
読み手が札を読んだ瞬間に手がパーンと飛んでいくのですが、その動きの速さは、瞬間的なスピードで言えばスポーツの中でも一番早いのではないかと感じました。ハイスピードカメラでもなければ手が映らないほどで、肉眼でも捉えきれない動きをカメラでどう切り取るか。野球やサッカーといったメジャースポーツとはまた違う難しさがあり、カメラマンとしての興味が尽きない現場でした。
それが「仕事の種類の多さ」の面白さなのですね。
そうですね。当社は総合プロダクションなので、手がけるジャンルが本当に幅広いんです。毎回現場が変われば撮る対象も変わり、一緒に働くスタッフも変わります。他の専門的なプロダクションの方と話す機会もありますが、これほど多種多様な現場を経験させてもらえる環境は、カメラマンとして本当に恵まれているなと実感します。毎日が新鮮な気持ちで仕事に向き合えるのが、この会社の最大の魅力だと思っています。

北海道から沖縄まで、中継車と共に向かう
プロフェッショナルの旅
「関西東通」という社名ですが、活動範囲は関西に留まらないとか。
はい。社名に「関西」と付いていますが、私たちの現場は日本全国に広がっています。例えば青森のゴルフ中継であっても、大阪から中継車と膨大な機材を丸ごと持っていきます。行ったことのない場所での仕事はいつも新鮮で刺激的です。
明日から沖縄にいらっしゃると伺いました。
はい、プロ野球のキャンプ中継で沖縄に行きます。今回で2年連続の担当になります。キャンプ期間中は約1ヶ月間、現地に滞在して中継を行います。正直に言えば「1ヶ月は長いな」と感じることもありますが(笑)、会社全体として毎年恒例の大切な仕事ですし、こうした長期出張もこの仕事ならではのダイナミックな経験だと思っています。
現地での休日はどのように過ごされる予定ですか?
沖縄では近くにバスケットコートがあるのでバスケをしたり、みんなで観光に行ったりしてリフレッシュできればと思っています。普段は仕事の性質上、時間が不規則で睡眠時間が削られる時期もありますが、その分、昼からの出勤でゆっくり寝られる日もあります。休める時にしっかり休み、オンとオフを切り替えて楽しむのが、長くこの仕事を続けるコツかもしれません。

現場を共にする先輩方について、どのように感じていますか?
色々な方と一緒にお仕事をしますが、「うちの先輩たちの技術力は本当に高いな」と身に染みて感じます。カメラ一つ取っても、絵を作るスピードや、その絵が持つ意味、構図の美しさなど、隣で見ていて感心することばかりです。映像グループの先輩方は、全員が尊敬できる技術を持っています。
MATUYAMAさん自身の、今後の目標を教えてください。
5年後には、オリンピックのような世界的な国際大会で、中継の要となる重要なポジションを任されるカメラマンになりたいです。
当社は、「これがやりたい」と声をあげれば、その熱意を汲み取ってチャンスを与えてくれる環境があります。ゴルフが好きならゴルフ、野球が好きなら野球、最近ではバスケットボールの仕事も増えてきていますが、自分のやりたい仕事に向かって突き進んでいける自由さがあります。
未来の仲間へ:テレビ業界は、意外と人間関係も心配ない
最後に、この業界を目指す学生さんや後輩たちにメッセージをお願いします。
テレビ業界と聞くと「厳しそう」「怖そう」というイメージを持つ方もいるかもしれませんが、入ってみれば意外とフランクで楽しい人が多いですよ。人間関係で悩むようなことはまずありませんし、現場は常に活気に溢れています。
もちろん、時期によっては忙しく、プライベートとの両立が大変な時もありますが、それ以上に「自分の撮った映像が全国に届く」というやりがいは何物にも代えがたいものです。多種多様な案件が揃うこの場所で、ぜひ私たちと一緒に、視聴者の心に響く映像を作り上げましょう!

