

- ICテクノロジー部 VEグループnakakusu
2024年入社/3年目
VE(ビデオエンジニア)という仕事の魅力
まずは、現在の具体的な仕事内容を教えてください。
現在は主に、朝日放送テレビ(ABC)さんの『おはよう朝日です』や『相席食堂』『探偵!ナイトスクープ』、読売テレビさんの『かんさい情報ネットten.』などの番組のVE(ビデオエンジニア)を担当させていただいています。
「VE」という言葉は、学生さんには少し馴染みが薄いかもしれません。具体的にどのような役割を担っているのでしょうか?
VE(ビデオエンジニア)は、色々ありますが中継などの業務では、他部署の方と協力し中継の土台を組みます。カメラはどれを使うのか…音声はどれをアサインするか…VTRは…CGは…と考え中継車のシステムを組んでいきます。事前準備が一番大切です。番組では「映像の質を守る」仕事です。収録中の映像に異常がないか監視するのはもちろんですが、最も重要な仕事は、複数のカメラの色味を合わせること(カラーコレクション)です。また、映像が白飛びしないように「アイリス(絞り)」を操作して明るさを調節するのも、VEの大切な役割です。
ライブなどではカメラマンさんが撮影したかっこいい構図の映像を、VEの技術でさらに引き立たせる。照明や舞台の雰囲気を最大限に生かした映像が撮れた時に、「今の画、かっこいいね」と言っていただけると、カメラマンさんの画を活かせたと実感し、嬉しくなります。カメラマンの画を活かすのも殺すのもVE次第と言われるほど、責任とやりがいのある仕事です。
関西東通を知ったきっかけと、入社を決めた理由を教えてください。
専門学校時代、先生から「ここはどう?」と紹介していただいたのが最初です。学校での説明会にも来てくださっていたので、そこで詳しくお話を聞きました。学生時代から中継業務の授業があり、機材を組み合わせて「システムを組むこと」が好きでした。
最初からVE志望だったのでしょうか?
私自身、最初からVE一本に絞っていたわけではありません。専門学校時代に中継業務の授業を通して、複数の機材を組み合わせて「システムを組むこと」に楽しさを感じていました。しかし一方で、映像の明るさを調節するアイリス操作には苦手意識があり、カメラ志望で行くべきか、VE志望で行くべきか最後まで悩んでいました。
そんな私の背中を押してくれたのが「入社後1ヶ月の全部署研修」でした。実際に現場を回り、自分の目で仕事のリアルを体験する中で、「やっぱり自分はVEの仕事が一番楽しい!」と確信することができました。自分の適性を見極める期間があったからこそ、迷いなくこの道に飛び込むことができました。

初めての独り立ち、「何でもやる」が成長の糧になる。関西東通の強み
入社3年目となり、多くの現場を経験されていると思います。これまでで特に印象に残っている仕事はありますか?
二つあります。一つは、初めてVEとして独り立ち(デビュー)した『おはよう朝日です』のスタジオ業務です。その日は最初から機材トラブルが発生し、先輩がいない状況で自ら対処しなければなりませんでした。自分なりに必死に考え、結果的に無事に対処でき、後で先輩方に状況を説明することができました。「自分はちゃんとVEとして勉強できていたんだ」と、達成感を得られた瞬間でした。
もう一つは、昨年末の「COUNTDOWN JAPAN(カウントダウン・ジャパン)」という音楽フェスの現場です。私にとって初めての本格的なフェス案件でした。スポーツ中継やスタジオ収録、ライブ映像では、それぞれ「アイリス」の感覚が全く異なります。照明が激しく変化するライブの現場で、どうすれば画を美しく見せられるか、非常に苦戦しました。しかし、先輩にアドバイスをいただきながら、かっこいい照明をバックに最高の映像を送り出せたことは、非常に大きな経験になりました。

他の映像制作会社と比較して、関西東通ならではの特徴はどこにあると感じますか?
「何でもやる、何でもできる」という点です。スポーツ、バラエティ、音楽ライブ、さらには卒業式や各種イベントの中継まで、多岐にわたる案件があります。中継車で行く大規模なものもあれば、自分たちで機材を持ち込んでシステムを組み上げる現場まで様々です。
また、関西の民放5局すべてと深い繋がりがあるため、毎日違う放送局に行き、異なる環境で仕事ができるのも「マルチな会社」である関西東通の魅力だと思います。日々新しい刺激があり、飽きることがありません。
仕事はハードな面もあると思いますが、職場の雰囲気はいかがですか?
入社前は「職人気質で怖い人が多いのではないか」「男性ばかりの男社会なのではないか」というイメージを持っていました。しかし、実際に入ってみると全く違いました。とても和気あいあいとしていて、アットホームな雰囲気です。
同年代の女性社員も多く、先輩方も非常に優しくフォローしてくださいます。例えば、急遽決まった、ポータブル運用の現場(中継車ではなく、機材を現場で組み上げる仕事)を一人で任されたことがありました。不安でいっぱいでしたが、自分で考えたシステム図を先輩に見ていただき、フォローしてもらいながらシステムを組んで無事に乗り越えることができたり、他の番組や仕事でも「大丈夫だから任せているよ」と背中を押してもらえるので、自信に繋がります。
関西東通には、若手の成長を全力で支えてくれる先輩たちがいます。私が特に尊敬している先輩は、あえてすぐに答えを教えるのではなく、「あなたがそう思ったなら、一度やってみていいよ」と判断を委ねてくれます。もし分からなくなっても、単に答えを与えるのではなく、「何が原因でそうなっているのか」という原理原則を丁寧に教えてくださいます。こうした指導環境があるからこそ、失敗を恐れずに挑戦できています。

文系・理系は関係ない。「組み立てる楽しみ」を知ってほしい
VEの仕事は機材や配線など、理系的な知識が必要そうに見えますが、どうでしょうか?
私は高校時代に理系でしたが、実は先輩には文系出身の方もたくさんいらっしゃいます。初めての研修でVEの仕事を、例えるなら「公園でゲームをするために何が必要か?」を考えるとわかりやすいよ、と教えられました。机、椅子、ゲーム機、電源、リモコン……それらをどこから引いて、どう配置するのか。その規模が大きくなったものが、中継車やシステムの構築なんです。この「組み立てる論理」さえ理解できれば、バックグラウンドに関わらず誰でも挑戦できます。
VEは「本番までに仕事の8割が終わっている」と言われるほど事前準備が大切ですが、自分で一つずつ組み立てていく楽しさを理解できれば、文系・理系を問わず誰でも挑戦できる仕事だと思います。

未来の後輩たちへ:あなたの「好き」を全力で応援する場所
NAKAKUSUさんの今後の目標を教えてください。
「マルチな人間」になることです。VEは他部署との連携が欠かせません。スタジオ、中継、舞台など、あらゆる現場の特性を理解し、どんな要望にも応えられる技術者になりたいです。そしていつかは、「この現場はNAKAKUSUに来てほしい」と指名していただけるようなチーフVEを目指しています。
最後に、関西東通に興味を持っている学生さんへメッセージをお願いします。
「何でもやりたい!挑戦したい!」という好奇心旺盛な人には、これ以上ない環境です。「サッカーが好き」「ライブに関わりたい」といった自分の熱意を伝えれば、積極的にその現場につかせてくださる会社です。
最近は女性の入社も増えていますし、若手の挑戦を全力で支え、しっかりとフォローしてくれる先輩ばかりなので、安心して飛び込んできてください。皆さんと一緒に、素晴らしい映像を創れる日を楽しみにしています!

