好奇心が武器になる。映像を通じてまだ見ぬ文化やスポーツに触れて。

制作技術部 映像グループokada

2023年入社

カメラ未経験で入社。1年目からしっかりカメラマンとして育ててもらえた。

今は主にどんな番組を担当されていますか?

今はスタジオがメインです。「おはよう朝日です」「情報ライブ ミヤネ屋」「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」など生放送が多いです。それに加えて、「探偵!ナイトスクープ」「なるみ・岡村の過ぎるTV」「新婚さんいらっしゃい!」など収録型のバラエティ番組も多く担当しています。

たくさんの担当もされて、メジャーな番組も担当していてすごいですね。3年目でそこまでできるようになれるんですか?

1年目の時はこの中で「おはよう朝日です。」しかいってなかったので、2年目の間にどんどん担当する番組が増えていきました。
「新婚さんいらっしゃい!」は全国放送なんですけど、そう言う大きいメジャーな番組にも携われるようになってきました。

映像系の学校出身なんですか?

出身大学は映像系ではないです。社会学部の中にメディアを学ぶコースがあって、ゼミで少しメディア映像制作はしていました。制作メインで学んでいたので、カメラは少ししか触ったことがありませんでした。

「カメラが触れるようになるまで5年はかかる」という時代もありましたけど今はそんなことはないんですか?

この会社では早く一人前に育てようと、早くからカメラを触らせてもらえますね。他の会社だと下積みの期間が長いところもあるけど、関西東通では、1年目からしっかりカメラマンとして育ててもらっている感じがしますね。

写真:okada

目の前の世界に一点集中する空気が好き。カメラマンは瞬発力が大事。

関西東通を最初に知ったきっかけは何だったんですか?

大学生の時に配信のアルバイトをしていて、就活で悩んでいる時にそのアルバイト先の現場で出会ったカメラマンさんとの雑談で、「関西でテレビの技術会社といえば、関西東通やな」と聞いたんです。その時は全く知らない名前だったので後で調べて、「こういう会社があるんだ」と思ったのがきっかけです。

配属先のカメラですが、カメラを選んだ1番の理由は?

スタジオの場合、演者さんとカメラの距離が近いので、有名人を目の前で見ることができるんです。サブとか中継車だと映像でしか見れないけど、カメラなら現場の音とともにリアルで自分の目で見ることができるので、生の現場にいきたいと思ったのが1番の理由ですね。

NOTE

サブ...サブコントロールルーム。副調整室。カメラを切きり替かえたりマイクのボリュームや照明の明るさをコントロールしたりするスタジオと隣となり合った部屋。

この会社の好きなところを教えてください。

メリハリがあるところです。カメラマンは特に本番は目の前にあるものを撮ることしかないので本番に短期集中するんです。セッティングは集中して準備するんですが、本番まではわりとゆっくり過ごして、でも本番には短期集中して、より良いものを作り上げている。ずっと気を張っているわけでもなく、ダラダラしているわけではないというその空気が好きですね。瞬発力が大事な仕事だなと感じています。

写真:okada

現場にあるものすべてを材料に「自分の画」を生み出す撮影技術。

入社前と後で会社のイメージは変わりましたか?

特に変わってないです。入社前の面接で感じたのはおもしろそうな会社のイメージでした。皆さん楽しんでやっているようなイメージだったんですが、それは入ってからも感じますね。この仕事に誇りをもって楽しんでやっているというイメージは変わらないです。

目指している先輩はいますか?

映像部のAさんです。人柄もよくて、画の引き出しが多いところを尊敬しています。スタジオの番組についたときに「こんな画が撮れるんだ!」という機会が多いんです。決められた役割の中でやるのではなく、自分で役割を探し出して撮影しているところがすごいと思っています。Aさんのカメラの画が褒められているのを聞くことが多いんです。現場にあるものをすべて材料にして自分の画にしている、人を唸らせる画を撮影できるところを尊敬しています。

写真:okada

やりがいを感じるときはありますか?

エンドロールに名前(クレジット)が載ると嬉しいですね。今までだと「新婚さんいらっしゃい!」「なるみ・岡村の過ぎるTV」「相席食堂」などでクレジットに出してもらえたんです。「新婚さんいらっしゃい!」は地元の岡山県でも見れる番組なので、家族に連絡して、おじいちゃんとおばあちゃんがすごく喜んでくれて、「『新婚さんいらっしゃい!』見たよ」って言ってくれたので嬉しかったです。
他には、自分が撮った画をオンエア後に「あのシーンよかったよ」と言われたらやりがいを感じます。ひとつの現場で一回でも褒められると嬉しいですね。

今は画づくりに興味があるんですね。映画とかCMとかの作品はよく見るんですか?

作品の見方が変わりました。「こういうときはこういう風に撮るといいな」と視聴者の目線ではなく、カメラマンとしての目線で見るようになりましたね。

自分の知らない世界の文化やスポーツに触れることができる仕事。好奇心が自分の味方になる。

仕事でおもしろかったこと、苦労したこと、印象に残っている仕事はありますか?

印象に残っている仕事は、昨年2月に北海道日本ハムファイターズのキャンプに一ヶ月間沖縄に撮影で行ったことです。野球をまったく知らないまま仕事に就いたので、それまでにルールや選手の顔を覚えるなどの勉強をしました。
基本的に同じカメラの1カメ(センターの望遠レンズ)を毎日していたので、同じカメラをずっと触っているとどんどん改善していったんです。一ヶ月もあったので、最初より成長できたと実感しました。
この仕事を経験したあとは野球の試合も見るようになったり、スポーツニュースを見ても気になるようになっていって、自分の趣味に繋がるくらい印象的になりました。

写真:okada

将来の目標を教えてください。

後輩から憧れる存在になりたいですね。後輩に信頼されて目標とされるようになるには、ただやるべきことをやるだけでは評価を得られないと思うので日々頑張りたいです。
後輩はすでに映像部にいるので、お互いコミュニケーションをとって相談しあったりしています。

最後に関西東通に興味を持っている学生さんにメッセージを。

関西東通は映像制作のいろんなジャンルに携わることができます。自分はスタジオだけでなく、スポーツや音楽などいろんなジャンルにつきたいと思っていて、実際に願いが叶っていて充実した日々を過ごしています。なにかひとつではなく、自分の知らない世界の文化やスポーツなど、映像に携わってみたい、現場にいってみたい、リアルに体感したい人にはぴったりだと思います。ぜひ興味をもって調べてみてほしいです。
学生の間にできることをすべてして、好奇心を培っていってほしいと思います。
いろんなことに興味をもっているとカメラにも活かせます。見たことのないスポーツも撮らないといけないので、興味をたくさんもっておくことは大事だと思います。

CREATOR'S VOICE
一覧へもどる