

- 放送メディア部 VTRグループsakamoto
2012年入社/15年目
「テレビが好き」その純粋な想いが、
映像の世界への入り口だった
まずは、今の具体的なお仕事の内容について教えてください。
今の主な仕事は、ゴルフ、野球、サッカーといったスポーツ中継番組における「スローリプレイ」のオペレーターです。
例えばプロ野球の中継でホームランが出た際、瞬時にそのシーンを「頭出し」して、解説に合わせてスロー映像を送り出す。あるいは5回終了時などに、そこまでの名シーンをまとめた「ハイライト映像」を作成して放送に乗せるのが私の役割です。生放送というやり直しのきかない現場で、いかに視聴者の皆さんに興奮を伝えられるか、一瞬の判断力が問われる仕事ですね。
映像業界、そして関西東通を選んだきっかけは何だったのでしょうか?
私は大阪出身、大阪育ちでして、「地元である関西、大阪付近でテレビに関わる仕事がしたい」という想いが強かったんです。もともとテレビが大好きで、漠然とその裏側の仕事に携わりたいと考えていました。
就職活動の際、音楽系の仕事と迷った時期もありましたが、音楽業界は非常に専門的な知識が求められることが多く、徐々にテレビ業界一本に絞っていきました 。その中で関西東通に出会いました。正直に言うと、当時は「絶対にこの会社でなければ」という強いこだわりがあったわけではないのですが、「独立系のプロダクションだからこそ、特定の局に縛られず、あらゆる放送局と仕事ができる」という点に大きな魅力を感じ、入社を決めました。

入社当初、希望していたのはVTRグループではなかったと伺いました。
そうなんです。実は入社時は「音声(音声中継)一本」で希望を出していました。映像ではなく、音のプロを目指していたんです。ところが、配属されたのはVTRグループでした。
最初は驚きましたが、15年経った今振り返ると、「自分にはこの仕事が合っていたんだな」と思っています。もしあの時、希望通りに音声へ行っていたら、今の自分とは全く違うキャリアになっていたでしょうね 。会社が私の適性を見極めて配属してくれたことに、今は感謝しています。
地球の裏側、リオ・デ・ジャネイロで経験した
「一生モノ」の現場
VTRグループは日本全国へ出張が多いそうですが、今まで行ったいちばん遠い現場はどこですか?
ブラジルです!!2016年のリオ・デ・ジャネイロ・オリンピックに、NHKさんの仕事で行かせていただきました。地球の裏側まで、移動だけで飛行機を乗り継いで30時間もかかりました。機内では大柄な外国の方に挟まれて身動きが取れなかったり、機内食が口に合わなかったりと、現地に着く前から大変でした(笑)。
現地ではどんなハプニングやトラブルがありましたか。
最大のピンチは、「ロストバゲージ」ですね。自分の荷物が飛行機の乗り継ぎでどこかへ行ってしまい、手元に届かないままブラジルに入国することになってしまって。結局、荷物が届くまでの2日間はリュック一つで現場を過ごしました。ようやく荷物が届いた時は、本当にホッとしましたね。
ブラジルでの滞在期間中はどう過ごしましたか。
滞在した約2週間、現地の治安は決して良いとは言えず、基本的に一人での外出は禁じられていました。観光を楽しむ余裕はほとんどありませんでしたが、現地のコーディネーターさんの許可を得て、グループで近場のショッピングモールのフードコートへ食事に行ったり、お土産を買いに行ったりしたのは良い思い出です。
オリンピックという世界最高の舞台で、ミスを許されないプレッシャーの中で仕事を全うした経験は、私にとって大きな自信となりました。「生きていて二度と行けないような場所で、世界が注目する映像を作る」。そんな経験ができるのも、この会社の凄さだと思います。
15年のキャリアの中では、失敗を経験することもあったのでしょうか。
もちろん、たくさんあります。一番大きな失敗は、入社2〜3年目の頃の選抜高校野球の現場でした。試合のハイライト映像(エンドスロー)を一生懸命作成したのですが、放送の数分前に操作ミスでデータを消してしまったんです。
当時のチーフに「すいません、消してしまったのでエンドスローが出せません」と謝るしかありませんでした。リカバリーもできずに申し訳なくて、次の試合では二度とミスをしないよう、必死で取り組んだことを覚えています。この時の悔しさが、今の私の正確な技術の礎になっています。
現在は、教える立場として若手社員と接する機会も多いと思います。
私が入社した頃はまだ「見て覚えろ」という古い気質が残っていましたが、今は全く違いますね。中継車庫で実際の機材を使って何度も練習出来る環境があります。教える際に最も気をつけているのは、「一人ひとりの成長速度や性格に合わせて指導方法を変えること」です。
10人いれば10通りの覚え方があります。同じことを何度聞かれても根気強く教えますし、その人がどこまで理解できているかを確認しながら、担当する仕事の難易度を調整するようにしています。現場に慣れるまでは大変ですが、一歩ずつプロへ育てていく責任を感じています。

スポーツだけじゃない。音楽フェス、そして「人」の魅力
最近はスポーツ以外にも、新しい分野に挑戦されているそうですね。
はい。実は今、ロック・イン・ジャパンやカウントダウン・ジャパンといった大型音楽フェスの仕事に携わっています。これまではVTRマンとして収録を担当していましたが、去年の冬からは機材管理や制作さんとの調整を行う「TD(テクニカルディレクター)」の役割も任されるようになりました。
フェスの大型ビジョンに映し出す映像を管理するのは非常に緊張感がありますが、自分のライフワークと言えるほど大きなやりがいを感じています。スポーツ中継で培った瞬発力を武器に、カメラマンやビデオエンジニア(VE)と協力して最高の映像を作る。この「チームで作り上げる」現場の雰囲気が、私は大好きなんです。

関西東通という会社の雰囲気について、どのように感じていますか?
一番の魅力は「人」ですね。 私はお酒が好きなのですが、仕事が終わった後や出張先で、先輩たちと気軽に飲みに行ける雰囲気があります。後輩からも「今日行きましょうよ!」と声をかけてくれる。上下の壁が少なく、何でも相談できる風通しの良さがある会社だと思います。
また、休みについても、入社前の「テレビ業界は休みがない」というイメージとは違い、意外とプライベートの時間を確保できています。事前に申請すれば休みも取れますし、仕事が早く終われば昼過ぎに帰宅することもあります。平日の休みを利用して、空いている時間に子供と遊んだり、お風呂に入れたり。家族との時間もしっかり大切にできています。
これから映像の世界を目指す学生たちへ
最後に、関西東通に興味を持っている学生さんへメッセージをお願いします。
毎日同じことの繰り返しではなく、常に刺激を求めたい人にとって、この会社は最高の環境です。野球、サッカー、ゴルフ、そして音楽フェス。現場ごとに違う景色が見え、毎日違う発見があります。
スポーツが好き、音楽が好き、あるいは「誰かを驚かせたい、感動させたい」という気持ちがあれば、技術は後からついてきます。私たちと一緒に、世界中の人々に届く映像を作ってみませんか。皆さんの入社を、お待ちしています!
